中古車を買う場合、事故車は避けたいもの。しかし、素人が簡単に事故車を見分けるのは、至難の業。でもご安心を！簡単に事故車を見分ける方法をご紹介します。
ここでは事故車の判断として一般的なセダン（４枚ドア）タイプの車を例として考えます。

【Checkポイント１】ネジを見る。
まずは、ボンネットを開けて、各部品の取り付けネジやボルトを外した後のようなキズはないか、またこのキズを隠すための新たな塗装形跡はないかを確認します。

【Checkポイント２】溶接を見る。
車体の組み立てには、ネジやボルト固定部分の他、フレームなどの重要箇所では溶接によってしっかり固定されています。
この溶接部に亀裂がある場合や、後から溶接をやり直している場合が事故暦車として判断されます。ペンライトや照明などで照らしながら、よく見てみましょう。

【Checkポイント３】第一メンバーを見る。
手前から見てラジエターが取り付けられているフレーム（第一メンバー）の内側に修復跡があるかを確認する。修復跡があると事故車として扱われます。

【Checkポイント４】リフトアップして見る。
可能であれば車体をリフトアップ（持ち上げる）して見てください。
車体を下から覗くと黒い柱のような骨組み（フレーム）が見えます。
大きな事故などで車体フレームが歪んだ場合、フレーム修正機によって修復します。
このフレームにフレーム修正機をかけた際にできる特有のキズで、何かで挟んだようなキズ跡がないかを確認してください。またフレーム修正後、上から塗装してキズが隠されていることもありますので、念入りに確認してください。